タウンワークには枠得プランなどというものがあるが、そのタウンワーク枠得を使って効果検証してみたマニアックな話

  • 2019.11.23 🔄2020/01/15
  • 採用
タウンワークには枠得プランなどというものがあるが、そのタウンワーク枠得を使って効果検証してみたマニアックな話

㈱リクルートが発行元となっている求人メディアにタウンワークというものがある。雑誌は一部、発行されていないエリアもあるとはいえ知名度や実績に関しては他の追随を許さないといっても過言ではないかもしれない。先日、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が展開する『an』の廃刊・サイト終了という衝撃的なニュースもあったが、歴史の古さとしてはこれに次ぐぐらいではないだろうか。知名度が費用対効果に直結するかと言われれば疑問もあるが、「アンパイ」的な存在であることは確かだ。そんなタウンワークの中の1つのプランを使って効果検証してみた。

タウンワーク枠得って一体なんだろう

求人メディアというものは大きく2つに分類できる。求人誌などの紙メディアと、インターネットメディアの2つだ。

その中でインターネットメディアに関しては掲載方法が2つになる。1つは個別に案件を掲載するタイプの商品。もう1つは枠商品だとか枠買いの商品などと一般的に言われるが、会社が50枠、100枠など「枠」を購入し、その掲載契約期間中は自由に案件を変更できるという商品である。枠の中に入れるモノ(求人案件)は自由に決めれるというタイプである。

タウンワークの枠得という商品は後者に該当する。

オウンドメディア求人と同じで、店舗数が多数存在する飲食店やチェーン店、また多数の勤務地や職種を抱える派遣会社でよく活用されるものが枠商品である。

求人サイトを開いた時に、同じ会社名の案件がずらっと並んでいるのはほぼ間違いなく枠商品だと言える。

タウンワーク枠得のメリットは多数の案件をより安く、自由に掲載できること

先ほど例示したようなチェーン店や派遣会社が1本1本、案件を掲載すれば恐ろしくコストがかかる。これだけ企業側にとっては厳しい求人市況だと、広告経費を圧縮しなければならないのに、全く逆行することになる。

より安く、長く掲載をするにはうってつけの掲載プランになる。それが枠得プランである。仮に経費を店舗ごとに按分するとしても、1店舗当たりの負担金額が安いことに最大のメリットがある。

タウンワーク枠得のデメリットな側面

1番のデメリットは狙い通りの案件や店舗に応募が来るとは限らないこと。仮に急ぎの案件だったり、大量募集案件であったとしても、応募があるとは限らない。もちろん、個別に掲載するとしても応募があるかどうかは分からないのだが。

とりあえず掲載をして気長に待ってみて、応募者が出てくれればラッキー、応募の獲得をしやすい案件で採用をしてグロスでの採用コストを下げましょう、といったスタンスの強い商品なので、逆に悪く言ってしまえば、狙い通りの案件に来なかったとしても、ドンマイ的な商品なのである。

タウンワーク枠得自体の検索順位の低さにも少し難がある

もともと枠得という商品がベータ版として位置づけられており、写真を組み込むことができない。単純に文字だけの求人案件ということになる。

タウンワーク枠得
出典:タウンワークネット

こうしてネットでタウンワークを見てみたときに、写真のあるものと、ないものに分かれるが、写真のない案件は枠得プランだと考えてよい。仕事内容や、給与待遇などの面に違いがあったとしても、応募者目線ではパッと見て写真のある方をクリックする人の方が多いのではないだろうか。

ちなみに見ての通り、基本的には写真の付いている案件よりも下位表示されるのが枠得プラン(β版)ということになる。

下位表示なので、なかなか読者の目に届かず、案件自体が埋もれてしまって応募が確保しにくいというデメリットがあることくらいは容易に想像がつくだろう。

デメリットを解消するために生まれたのが枠得アドバンスプラン

昨今、求人案件が増加する中で埋もれてしまう枠得プランではちょっと物足りないという会社や担当者向けに出されている商品が「枠得プランアドバンス」になる。「枠得プラン」よりも若干検索順位としては上になるのが、アドバンスプランということになる。

タウンワーク枠得プラン
出典:リクルートメディアガイド

当然ではあるが、若干アドバンスの方が値段が高い。それでも、個別にタウンワークに掲載するよりは割安ということになる。

枠得プラン、枠得プランアドバンスの違い

では実際に掲載順位に差があることで、どれくらいの効果差があるのだろうか。検索順位の点から、アドバンスの方が優位だという営業は受けるが、実際にはどうなのだろうか。

タウンワーク枠得プランの2つをアクセス数と遷移率で比較してみた

ABテスト的な感じで、少し興味本位で調べてみた。「枠得プラン」は「枠得N」、「枠得プランアドバンス」は「枠得AD」と便宜上表記してある。

なお、より正確なテストにするために、案件の職種名や職種検索軸などは全て同じにしてあるが、筆者のミスで下記の案件Aだけが異なる職種検索軸にしてしまっていた。

タウンワーク枠得

こうしてみてみるとやはり、アドバンスの方がアクセス数は高い。おおよそ2倍くらいになるだろう。また、一覧PVから詳細PVへの遷移率も高い。

価格はアドバンスの方が2倍高い

アドバンスは(より)検索上位に表示されるだけあると感じた。たった1週間という期間での簡単なテストでこういった結果が出たということは検索軸だとか、もっと上手く条件にはまればこれ以上の結果が望めるだろう。

ただし価格は通常の枠得に比べてアドバンスの方が2倍高い。とは言っても、応募に至るかどうかは別論点なのである。

実際に応募を獲得するためには、原稿の内容の方が何倍も大切になる。数打てば当たる、応募が獲得できるだろうという発想も間違いではないが、効率の良い採用活動のためには、プランがどうということよりも原稿の内容も併せて見直しを図りたいものだ。

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